2011年10月5日水曜日

ミロちゃん


上京してからミロちゃん(今つけた仮名)という子と出逢った。


ミロちゃんはすごくちっちゃくって、やせっぽっちで、「りす」だった。






りすというのは、事実りすのこと。


よくミニマムで可愛らしい女の子を小動物っぽい、と形容されることがある。


しかしミロちゃんは完璧りすだった。


つねになにかをもごもごしていた。(しかもナッツ類率高)






ミロちゃんは常にお腹を空かせていて、何かぽりぽり系だったり


チョコレートだったりを見つけるとすぐつまんで口に持っていってた。


「さっきサンドイッチ食べてなかった?」


「食べた」


ミロちゃんはそのくりくりとしたおめめをぱちぱちさせて、そう答えた。


彼女はめちゃめちゃ可愛かった。






ミロちゃんはそのちっぽけな体の割に、聖歌隊のような声量を持っていた。


歌を(中島美嘉のバラード等)を歌う彼女の声の量を初めて聞いた私は思わず聞いた。


「ミロちゃん、その声は一体どっから出てくるの?」


「腹から。」






私は彼女とそれほど親しかったわけではない。


しかし、「秋」に入ったいま、私は彼女を思い出す。


「どんぐり」はさすがに食べていなかったが、


もしミロちゃんがぼりぼり食べているものがどんぐりだと知っても、


さして驚かない気がした。

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