2011年9月24日土曜日

あなたらしさ

「あなたらしさ」という言葉が嫌いだ。

そもそも、とはいえ、私はこのブログの自己紹介にて、人間っぽさについて書きたいほにゃほにゃと言っている。明らか矛盾している。でもそうなのだ。私は「あなたらしさを大事に」だとか、「あなたらしくないわ」とか言われると、何と返答していいか分からなくなってしまう。だからそんな言葉を、私に何かを教育してくれたり評価してくれたり、説明してくれる年上の立場にいる人に掛けられると、困惑する。

私の母も、どちらかと言うとそういう教えの人だった。
「人は人、自分は自分」。しかしこうも言った。
「人の振り見て我が振り直せ」人のああこの人のここの部分が自分は嫌だなと思ったら、自分はけしてしないこと。
逆に、人にされて嬉しいことは、周囲の人にもしてあげなさい、と。
要に自分は、かならず周囲のだれかに影響されている。影響されて刺激されて成長する。すべては自分が震源地ではなく、必ず周囲の「誰か」の「何か」に反応して、変化する。

じゃあ、あなたらしさ、とは何なのか。
あなたらしさ、は、「私らしさ」とイコールではない。自分以外の人の評価の一部である。自分では何とも思っていない所が誰かの気に入られたり、自分が気にもとめていない部分に警告切符が貼られたりする。評価を恐れているのかも知れない。だから私はあなたらしく、という言葉が嫌なのだ。

私は自分らしく行こう、突き進もうレッツゴーなんて思わない。常に誰かになりたいと思う。
その誰かは私の身近な人間な場合もあるし、生きていない異空間を泳いでいる三次元生物かもしれない。
私は小さいころ、「生まれ変わったら何になりたい?」という質問にこう答えていた。

「とびうお」

その頃の自分の普段考えていた事については、どこにもデータとして残っていないので残念だけれども、そんなにナンセンスな答えではないんじゃないかしら、と十何年経った、今思う。

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